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極夜天蓋

催眠系、改変系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。

彼女がペットな日常の散歩 おわり


 伊好さんの腕の、肘の少し上の部分までを、分厚い毛皮で出来た手袋が覆っている。
 手袋の先端は犬の肉球グローブになっているから、腕だけ見ればかなり犬の形に近付いたと言える。
 とはいえ、さすがに輪郭まで犬のそれになったというわけではないから、出来のいい着ぐるみを着ているよう、というのが正確かもしれない。
 手の甲についているボタン一つで、こんな風に結構な質量のあるものを出現させることができるのだから、本当に伊好さんの技術力は対したものだと思う。収納していたものを出現させるまでは出来るかもしれないけど、ちゃんと腕を覆う形で展開し、歪みも弛みもないのがすごい。
 こういった技術をもっと世の中の役に立つ方向で活かして欲しいけど、副産物レベルの技術でも活用されている場合があると聴くから、余計なことは言わない方がいいのだろう。
「これが……対策になるんですか?」
「ああ、もちろんさ!」
 俺がそう伊好さんに尋ねると、伊好さんは得意げに応えてくれた。胸を張るものだから、何も身に付けていない乳房が俺の目の前で揺れ、ちょっと眼のやり場に困る。
 恋人相手とはいえ、遠慮はあるのだし、伊好さんには少し恥じらいというものを持って欲しい。
 いや、自分の意識や人の認識を機械で弄ってまで犬となり、変態的な格好で外を歩こうと目論む時点で恥じらいとか気にするわけがないんだけど。
 伊好さんは説明を続ける。
「この展開式毛皮はとても優秀な素材で出来ていてね。汗や老廃物を吸収・霧散してくれる上に除菌もばっちりで長期間装着してても問題なし。ナイフで突き刺したって傷つかない防刃安全仕様だからガラス片を踏み付けたって平気さ! ……ただ、衝撃に関しては完全じゃなくてね。車に突っ込まれたらアウトだから気をつけて欲しい」
「いや、それに耐えられたら怖いですって」
 いくら伊好さんが超技術者とはいえ、限度はある。
 自動車の衝突にも耐えられる毛皮なんて、どんな超合金アーマーかという話だ。
 いま聴かせられた内容だけでも、相当なオーバーテクノロジーだと思うのに。
「あとは……もう一度ボタンを押してみてもらえるかな?」
「こうですか?」
 伊好さんに言われるまま、俺は彼女の手を取り、もう一度スイッチを押し込んだ。
 すると、肘の上まで覆っていた毛皮が、今度は腕の付け根、肩口までを覆う。
「この辺は早稲くんのお好みで調整してもらえたいいなと思って、幅を持たせておいたよ」
「お気遣いありがとうございます……というべきなんでしょうか」
 確かに肘の上まで覆うのと、腕の付け根まで覆うのとでは結構印象が違うけど、だからといってわざわざ調節する機能をつけるあたり、技術力の無駄遣い加減が半端ない。
 たぶん本人は無駄遣いだなんて全く思っていないんだろうけど。
「もう一度押すと最初のグローブ状態に戻る。足の方も同じ機能を着けてあるから、外に散歩に行くときはこれらの機能を使って怪我をしないように頼むよ。さすがに怪我しながらじゃ、気持ちよくなれないしね」
「今日勢い余って散歩に出なくて良かったですよ……ほんと」
 もし出ていたら、肘や膝から血を流す伊好さんを抱えて大騒ぎしなければならないところだった。さすがに途中で気づいて引き返したとは思うけど、擦り傷程度は負わせることになっていただろう。
 初日に外に出なかったのは、外に出る度胸がなかっただけであり、臆病者の気質ゆえだけど、結果として伊好さんを無思慮で傷つけることにならなくて良かったと思う。
 そんな俺の内心ほっとした気持ちなど知らない伊好さんは、脳天気に足先を覆う肉球ブーツを示して、そちらも展開するように求めている。
 俺はほんの少し呆れながらも、彼女に言われるまま、足を覆う肉球ブーツにも手をかけた。こちらのスイッチは踝あたりにあるようだ。足の甲だと、場合によっては地面とかに当たってしまうからだろう。
 こちらの展開も手と同じで、一度押すと膝の上まで、もう一度押すと足の付け根あたりまで毛皮が覆う。
 両手両足が完全に毛皮に覆われると、よくファンタジー系のアニメとかでいるような、獣寄りの獣人っぽくていいかもしれない。
 なにげに触り心地もよくて、しがみつかれていると心地よいのも良かった。ぬいぐるみを抱きしめるのに似た感覚、だろうか。
 そして生きている人が中にいるわけだから、じんわりと体温が伝わって来て、それも気持ちいい。ずっと抱きしめておくことが出来そうだ。
「両手両足はこれで保護出来るのはわかりましたけど……胴は大丈夫なんですか?」
 四つん這いで歩くのに支障はないだろうけど、伏せたり転がったりする時に体が傷つくんじゃないだろうか。転倒することもあるかもしれないし、コンクリートやアスファルトはもちろん、公園の芝生エリアだって、何が落ちてるかわからないから、裸で転がるのは危ない。
 伊好さんはなぜか少し気の進まないような表情を浮かべた。
「その対策も一応はある……あまり使いたくはないけど、安全には変えられないからね……ちょっと首輪を見てもらえるかい?」
 彼女は自分の首に取りつけられている首輪を指し示した。
「もしかして、これにもグローブやブーツと同じ機能がついてたりするんですか?」
「完全に同じではないんだけどね。まあ、試してみてほしい。スイッチは左側にあるから」
 人間の言葉を喋れなくするという機能だけではなく、色々な機能があるらしい。
 よくみると確かに首輪の側面にスイッチらしきものがあった。見た目は普通の犬につけるような、革製の首輪なのに、実際の中身には色々な機械が仕込まれているようだ。
 スイッチを押してみる。
 すると、首輪の下から何かが跳びだして、瞬く間に伊好さんの胴体を覆った。
 何か、と表現せざるを得なかったのは、それが毛皮ではなかったからだ。彼女の体にぴっちりと張り付いているそれは、透明なものだった。ビニールのように見えるけど、それにしては透明度が高く、テカりもない。
 触ってみると、ゴムのような感触が返ってきて、彼女の肌には触れることが出来なくなっていた。
「な、なんですか、これ……?」
「私はコーティングスーツ、と呼んでいるよ。ラバーでもビニールでもない新しい素材さ。透明度が高く、傷ついてもすぐ自己修復して綺麗な状態を維持してくれる。日光を浴びれば付着した汚れも分解してくれるんだ。ただ……強度の関係上、どうしてもこれ以上薄くはできなかったんだよね」
 不満そうだったのはそれが原因らしい。十分すぎるほど十分だと思うのだが。
 開放感を好む伊好さんにとっては、もっと薄くて何も着ていないというくらいが望みだったのかもしれない。
 加えて、不満点は他にもあるみたいだった。
「それにこのコーティングスーツ、基本覆うか覆わないかの二択しか出来ないんだ。本当は秘所の穴とかだけ避けて展開出来ればより良かったんだけど……アナル尻尾とか、手袋やブーツみたいに物理的に塞がないと難しくてね」
 言われて見てみれば、コーティングスーツが覆っているのは胴体全体で、両手両足の毛皮や、アナルにさし込まれたままの尻尾飾りのプラグは避けている。
「ちなみに毛皮を肘や膝まで展開している状態だと、その直前までこのコーティングスーツが覆うことになるから、安全面では問題ないよ。先に覆っている方が優先されるから、順番には気をつけてね」
 このプレイにどこまで貪欲なんだろうか。
 この人が変態であることを喜ぶべきかもしれない。この技術力を本気で悪用――いまだって不法行為という意味では悪行なのだけど、そんなレベルの話じゃなく――しようとしたらとんでもないことになりそうだ。
 ともあれ、それで説明はすべて終了のようだ。
「顔だけは生身のままだから、そっちも何か考えようかとも思ったんだけどね。犬のかぶり物とか。でもそこまで行くと君はあんまり好きじゃないだろう?」
「……そうですね」
 きぐるみフェチを否定するわけではないのだが、愛し合うことを前提で考えると、舌を絡めるキスも出来なくなるし、行為中に彼女本来の顔が見えなくなってしまうのは惜しいと思う。
 そういう性癖まで把握されているというのは少々気恥ずかしかったけど、それもまた彼女らしいので嫌な気分にはならなかった。
「というわけで、大体説明は終わりかな。ふふ、これを活用して、私を外に連れ出してね」
「はいはい。明日は散歩に行きましょう」
「とりあえず……この状態でもう一回するかい?」
 四肢を毛皮に覆われた伊好さんが、誘うように俺の体にその体を擦りつけてくる。
 ふわふわした毛皮の心地良さにプラスして、伊好さん自身の体の滑らかさが感じられ、俺のものはまた一気に元気になってしまった。
 疲れていたはずの俺の体の健康っぷりに、俺は苦笑するしかなかった。




 それが昨日の夜のこと。
 翌日、俺は伊好さん、否――犬耳を着け、尻尾飾りを尻から生やし、四肢は毛皮で覆い、胴体は透明なコーティングで守られ、首輪を首に巻いた、無邪気な笑顔を浮かべて四つん這いで歩く――コロの首輪に繋げたリードを手に、公園を歩いていた。
 伊好さんの開発した『周囲の認識を歪めるデバイス』のおかげで、周りにはただの犬の散歩にしか思われていないだろうが、その姿はとても卑猥な格好である。
 俺はそんな彼女を白昼堂々と連れて歩いているという背徳感を感じつつ、余計に興奮するのを感じていた。
(伊好さんのことを変態呼ばわりできないよなぁ……)
 一方の彼女は彼女で、意識こそ犬のようなものになっているものの、記憶や感情は本人のものがそのまま適用される。
 つまり変態的な格好で街を歩いているという感覚はあるはずで、態度にこそ出ていなかったが、後ろから見える彼女の股間はじっとりと濡れているのがわかった。
 透明なコーティングスーツで覆われているため、こぼれ落ちたりはしていなかったものの、もしそれがなければ地面にシミを作る程度には濡れているんじゃないだろうか。
 二人だけにしかわからない変態的な散歩をすることしばらく。
 公園の一角にあるベンチに俺は腰掛けた。
「ちょっと休みま……休もうか、コロ」
 見た目は伊好さんそのものだから、つい敬語になりそうになる。飼い犬に敬語というのも不自然なので砕けた口調で接するようにしているのだ。
「わんっ!」
 元気よく返事をしてくれるコロ。とはいえ、意識は元気でも体の方はずいぶん疲れているようだった。元々そんなに運動をするタイプでもないし、四つん這いで歩くのはしんどいのだろう。
(最悪はタクシーでも呼ぶか……でも、動物扱いされるとすると、嫌がられるかもなぁ)
 毛が落ちたり匂いがついたりすることはないのだが、認識が犬なのだからそう感じられても無理はない。
 ともあれ、帰りのことはまた帰りに考えることにして、俺は便利に座った俺のすぐ前で「おすわり」の姿勢でいる伊好さんに、いや、コロに意識を戻した。
 コロは舌を出して「ハッ、ハッ」と犬らしい呼吸をしている。開いた両足の間に腕を置いているが、特に隠そうと意識していないから、真正面からコロのスリットが丸見えだった。彼女は毛深い方ではないが、今回はこのためになのか、秘所の毛も全て剃っており、慎ましく閉じた割れ目が直接見えた。
 少しの間視線を向けていると、伊好さんの感覚で恥ずかしく感じたのか、コロが居心地悪そうに身を捩る。顔が真っ赤になっていた。触れもせず見つめるだけというのは、少し意地悪だったかもしれない。
「ごめんごめん。コロ、おいで」
 俺はそう言ってコロを呼び寄せる。
 近付いてきたコロを抱えるように、膝の上に乗せた。大きく足を開いて俺の膝に跨がる形になったため、真正面から彼女の恥ずかしいところがすべて丸見えだった。
「よーし、いい子だ」
 俺は彼女を抱きしめて頭を撫でてあげながら、その首輪の左側面についたスイッチを操作する。すると、彼女の胴体を覆っていたコーティングスーツが解除され、閉じこめられていた汗と女の割と濃い匂いが漂った。
「くぅ……っ、んっ!」
 素肌が外気に触れるようになって、より外にいるということを感じるようになったからだろう。コロは気持ちよさそうにその体をくねらせた。
 なるべく人通りの少ない場所のベンチとはいえ、普通に人が行き交う場所だ。
 そんな場所で裸を晒しているのだから、伊好さん本人の人格だったら背徳感やら開放感やらで大変なことになっていたはずだ。
 実際、犬の意識になっているものの、基本の感覚は伊好さんのものなので、コロも物凄く興奮していた。あそこからはとろりとした愛液が溢れだし、俺のズボンに染みを作っているほどだ。
 コロはもう辛抱しきれないと言わんばかりに、俺の首に前脚を絡め、その柔らかな体をすりつけて俺を誘っていた。
「こら、コロ。落ちつけって……」
 伊好さんの言うことを疑っているわけじゃないが、人の眼もある中でセックスするなんて、緊張しないわけがない。何度か深呼吸をして、気持ちを落ち着けた。
(よし……やるぞ……!)
 俺はズボンのチャックを開き、もうすっかり膨張して屹立したペニスを露出させた。それを見たコロが、その顔を輝かせた。そんなに露骨に喜ばれると恥ずかしい。普段の伊好さんならあまり浮かべない類いの笑顔だ。
 コロはそそり立つ俺のものに、自分の股間をすりつけてくる。十分に濡れているその場所から溢れたものが俺のものにもすりつけられた。彼女の熱い体温もあって、物凄く気持ちがいい。
「……っ、これは、やばいな……っ!」
 シチュエーションもあって、いつもよりさらに我慢が利きそうにない。
 とはいえこのまま出してしまうのはあまりにも勿体ない。俺は全力で射精を堪えながら、コロの腰を手で掴み、勝手に動かせないように固定する。
「コロ、ゆっくり頼む。そう、ゆっくり合わせて……」
 先端を彼女の穴に添え、ゆっくりと奥へと挿入していく。
「くぅ、うぅん……っ、んぅっ……くぅ……ッ!」
 ずぶずぶと奥へと入っていくにつれ、コロは気持ちよさそうに呻いて体を捩る。半開きにした口から涎を垂らし、まさに交尾する獣という感じだ。
 俺の興奮度合いがさらに高まったことは言うまでもなく、彼女の最奥に達し、お互いの体が密着すると同時に、俺は射精していた。ペニスが別の生物になったかのように、勝手に脈打って彼女の中へと大量の精液を吐き出す。
「きゅうううぅうぅーーーーんっっ!」
 奥に出される感覚が酷く気持ちよかったのか、コロが体を仰け反らせて絶頂する。
 しばらくそうしていたが、やがて波が去ったのか、ぐったりと脱力して俺にしがみついてきた。そんなコロが愛しくて、抱きしめながら優しくその背中を叩いてあげた。
 ベンチの上で繋がったまま抱きしめ合う俺とコロを、道行く人は全く意識していないか、あるいは、それこそ飼い主と犬の微笑ましい様子を見るような、優しい眼で見つめていた。
 そのうちのひとり、小型犬を連れた老紳士が、嫌味無く微笑みながら声をかけてきた。
「ほっほっ、可愛らしいわんちゃんですな」
 話しかけると思っていなかったので、思わずどきりとしたが、なんとか平静を装って応えた。
「ええ、自慢の家族ですよ」
「ウゥ……ッ」
 いつも自信満々で、常に飄々としている伊好さんは、意外と人見知りが激しい。
 コロになっている今もその本質は変わらないためか、あるいは普通にセックスの余韻の邪魔をされたからか、コロはおじいさんに向かって思いっきり威嚇していた。
 さすがに噛みつきはしないだろうとは思ったが、万が一噛みつきでもしたらことなので、俺はコロをしっかりと抱きしめておいた。
 すると安心したのか、コロの方も俺にしがみつく力を強くしながら、体をすりすりと寄せてくる。
 幸い老紳士はそれ以上何かいうことはなく、ぺこりと頭を下げて去って行った。
(コロが人見知りするタイプだって感じ取ってくれたみたいだな……ほんとスマートだ)
 あんな感じに歳を取りたいものである。
 俺はそんなことを感じつつ、老紳士が遠くに去って行ってから、コロを抱きしめる手を緩める。
 コロも察して離れてくれたので、そのまま体を浮かさせて俺は自分ものを秘所から引き抜く。
 あそこから白濁液が溢れそうになるのを、俺は素早く取り出したウェットティッシュで拭った。
 一通り彼女の秘所を綺麗にした後、続いて俺自身のペニスを拭こうとする。
 それを遮ったのは、コロだ。俺の手を押しのけるようにして、白濁液と愛液塗れのペニスを咥える。
「うぉっ、ちょ、伊好さん……っ、あっ!」
 失言に気づいたときには、遅かった。
 ぴたり、とコロの――伊好さんの動きが止まる。
 俺のペニスを咥えた彼女の頬が、みるみる赤くなっていく。
 思わず俺は周囲を見渡して、しかし騒ぎになっていないことにほっとした。
「……大丈夫。そのスイッチで切り替わるのはあくまで私の意識だからね」
 小さな声で伊好さんがそう囁いてくれた。周りの認識は歪められたままのようだ。少し安心する。
 しかし、半分俺のものを咥えたまま喋るものだから、吐息がもろにかかってこそばゆいというか、気持ちいいというか。
 おかげで、彼女の口の中に入れたままの俺のペニスが反応して、伊好さんの小さな口いっぱいに膨らんでしまう。
「むぐっ、む、ぅ……っ」
 伊好さんが苦しげに表情を歪める。普段、彼女にもフェラチオをしてもらったことはあるけど、あまり好きじゃなさそうだった。
 コロは素直に咥えてくれたから、本心では受け入れてくれていたのかもしれないけど。
「す、すみませ……っ、んっ!?」
 思わず謝りつつ、抜こうとした俺のものに、伊好さんが吸い付いて離れなかった。
 舌を絡ませ、ペニスに付着したものを舐め取ってくれる。
 さっきまでの喜び勇んで、という表現が的確だったコロの様子と違い、伊好さんの場合は恥ずかしさを堪えつつ、それでも奉仕することを選んでくれている、という様子が強く、はっきり言って余計に興奮した。
 興奮に従って固くなった俺のものは彼女の喉奥まで達し、彼女は喉を突かれて苦しみながらも、口を離すことはしなかった。
 そんな健気な彼女の様子に我慢が出来なかった俺を、誰が責められるだろうか。
 俺は彼女の頭を抑え、根元まで咥え込ませた上で、喉の奥に向けて二度目の射精に至る。
「ンッ、ングっ、ンンッ、は……あっ」
 苦しげに呻きながらも、伊好さんは俺の出したものを一滴残らず、全て喉の奥に落としていった。
 綺麗になったものを抜き取りながら、俺は伊好さんの頭を撫でる。
 軽く咳き込んだ伊好さんは、じっとりとした眼で俺を見ていた。
「まったくもう……君って奴は……!」
 怒っているような言葉ではあったけど、そこに本気の怒りがないのは長い付き合いだから察することが出来る。
 俺はすみませんと謝りつつ、彼女の頭を優しく撫でてあげるのだった。
「……さて、それじゃあ帰りますか。すぐに戻すのも危ないですし、今日はこのまま帰りましょうか」
 ちょっとした意地悪のつもりでそう提案すると、伊好さんは赤い顔を益々真っ赤にして呻いた。危険なのは彼女が一番わかっているはず。
 だから、俺のいうことに納得は出来るが、人間としての意識のまま、その格好で街中を歩くということに、強い抵抗感を覚えているのだろう。
「う……人前では喋れないんだから……そのつもりで接して、守っておくれよ……?」
「当たり前ですよ。任せてください」
 そう力強く応じたはいいものの、ちょっと意地悪を考えてしまったのは否定出来ない。
 さっきの老紳士のように、誰かが話しかけてきたら、犬との戯れているつもりで、性的に弄って声をあげさせる、とか。
「……何か良からぬ事を考えてないかい?」
 おっと、微妙にその気配が滲んでしまったようだ。四つん這いで俺の足下に移動した伊好さんがジト眼で俺を見上げている。
 俺は笑顔を浮かべて立ち上がり、改めてリードを手に持ちながら応える。
「そんなことないですよ。それじゃあ帰りましょうか」
 うろんげな顔をしつつも、伊好さんは俺の誘導についてくる。
 さっきまでと違い、足下から離れようとしないあたり、人間の伊好さんらしい躊躇いや恥じらいが感じられて、いっそう愛おしく感じるのだった。

 俺と伊好さんとの性活は、まだまだ楽しく続けられそうだ。

~彼女がペットな日常の散歩 おわり~
 

彼女がペットな日常の散歩 2


 彼女がペットになった日の、夜のこと。
「早稲くん。今日はいつもより激しかったね?」
 時刻は深夜。
 ベッドの上で、伊好さんはにやにやと笑いながら、そう言って俺をからかってきた。
 現在、彼女を犬にする犬耳と首輪は外して貰っている。本当は明日の夜までずっと犬のままでいてもらうつもりだったのだけど、ベッドに入ってから、色々聞いておきたいことがあることに気付いて、いったん人間に戻って貰ったのだ。
 犬耳と首輪以外はそのままだったので、伊好さんは現在全裸に、手足の肉球グローブ、そしてアナルに突き刺さっている尻尾のみの姿になっている。
 あんまり短い周期で戻ったり犬になったりすると精神が危ないとのことだったので、思わず名前を呼んでしまっても大丈夫なように、犬耳と首輪は外しているわけだ。
 人間に戻った直後の伊好さんは少し不満そうだったけど、聴いておきたいことがあると言ったら少し機嫌を直してくれた。その代わりというか、ベッドの上で彼女に絡みつかれているのだけど。
 彼女の柔らかい身体が押しつけられていて、ドキドキしてしまう。
 ただ、昼から夕方にかけて散々出したので、そっちの興奮はさすがに収まっていた。そのことも揶揄されているのだろう。
「……すみませんね。犬になった伊好さんがあんまりにも可愛かったから」
 意趣返しのつもりでそう言ってみたけど、人間の伊好さんはそれを当然と受けとめて得意げに鼻を鳴らす。
「ふふん。そういってもらえると、私も頑張ってあれを造った甲斐があるってものさ」
 なんだろう。そういう伊好さん自体は、いつもの自信満々な天才発明家の伊好さんなのだけど、昼の間に散々犬として振る舞う伊好さんを見たからだろうか。
 得意げにいう伊好さんの様子が、ご主人様に「褒めて褒めて」と擦り寄ってくる犬のそれにダブった。
 だから、いつもならほとんどしないのだけど、伊好さんの頭に手を乗せ、撫でてあげた。
 伊好さんは一瞬驚いたように眼を見開いたけど、すぐに嬉しそうに眼を細め、それこそ本当に犬のように俺の身体に擦り寄ってきた。
 いくら昼の間に散々出して落ちついているとはいえ、大好きな彼女に裸で擦り寄られたら反応しないわけがない。
 ちなみに犬の時はともかく、人間の時に伊好さんだけ裸にするのもなんだったから、いまは俺も裸でベッドに寝転がっている。
 そのため、むくむくと起き上がってきたペニスの様子はよくわかり、伊好さんはそれを見てにやにやと楽しそうだった。
「口でしてあげようか?」
 犬の時にはずっと普通にセックスする形だったから、フェラチオの提案は少し惹かれたけど、ぐっと我慢する。
「いえ……いまはいいです。聴きたいことがあるんですってば」
「そういえばそうだったね。で? 何かな?」
 やっと本題に入れそうだった。
「ええと……犬耳と首輪で変えているのは、あくまで周りの人の認識なんですよね?」
 そうだとすると、重大な問題があるのだ。
「明日は外に散歩に行こうと思うんですけど……その、四つん這いで歩いたら、怪我しませんか?」
 本当に犬になっているわけではなく、周りの認識だけが変わっているのだとしたら、伊好さんの身体は人間のままだ。普通、人間の身体は、アスファルトの地面を四つん這いで歩けるような、丈夫な皮膚をしていない。
 いくら伊好さんが天才発明家といっても、それを改善するようなことは出来ていないんじゃないかと、俺は思ったのだ。
 そのことを指摘すると、伊好さんはなんとも形容しがたい顔をした。
「……その事によく気付いてくれたね。うっかり忘れていたよ」
「伊好さん!?」
 この人、なんで天才なのにそういうところは抜けてるんだろうか。
 俺が若干の呆れを口にすると、伊好さんは慌てて言いつのる。
「いや、待て。待ってくれ。もちろんその問題自体を忘れていたわけじゃない。ちゃんと対策は考えていたんだ。けど、それを君に伝えるのを忘れていたというだけで……」
「あ、一応考えはあったんですね……」
 完全に忘れていたらどうしようかと思った。幸い、そういうことではなく、ちゃんと対策はあったのだけど、それを俺に伝え忘れていたということらしい。
 どっちにしてもダメじゃん。
 呆れたのが伝わったのか、伊好さんは気まずそうに視線を逸らしつつ、その肉球グローブを嵌めた腕を俺の目の前に翳した。
「対策はちゃんとあるんだ。この肉球グローブ。脚のもだけど……試しにやってみようか。手首のところにボタンがあるのがわかるかい?」
 伊好さんに言われるまま、彼女の嵌めている肉球グローブを触ってみる。
 手の甲側に、なにやら少し硬い感触がある。
「これですかね? ……とっ!」
 押し込んで見ると、バシュッ、という空気が放出されるような音が響いた。

 瞬きほどの一瞬で、伊好さんの肘までを、柔らかな毛皮が覆っていた。

つづく

彼女がペットな日常の散歩 1


 俺を張り切って先導するコロは、元気に尻尾を振って歩いている。

 散歩しはじめた当初はおぼつかなかった足取りも、いまやすっかり慣れたもので、悠々と俺を先導できるほどになっていた。
「コロ、あんまり先に行きすぎるなよ」
 一応リードは繋いでいるとはいえ、何が起きるかわからない。万が一の時のために、すぐに手を伸ばせる距離にいてほしかった。
 俺の呼びかけに対し、コロが振り返る。
 普段と違って外聞を取り繕うこともなく、満面の笑みを浮かべていた。
「わんっ!」
 楽しげに鳴く声も、普段の冷静沈着な落ちついたものとは比べものにならないほど、嬉しげに弾んでいる。
 主人として、散歩ひとつでそこまで喜んでくれるのなら、俺も嬉しくなった。
 コロの首が絞まらないようにリードの長さを調整しつつ、コロと一緒に昼下がりの公園を歩く。
 しばらく歩いていると、俺と同じようにペットのリードを握って散歩している人と擦れ違った。
「こんにちは」
 小さなマルチーズを連れたその初老の男性は、にこやかにそう挨拶をしてきた。
 反射的に身構えてしまいながらも、俺も挨拶を返す。
「ど、どうも」
「大きくご立派なわんちゃんですな。失礼ですが……最近飼い始められたので?」
 どうやら、目立つコロを連れているのに、いままでこの公園で見かけなかったことを不思議に思っているらしい。よく公園を利用しているのなら気になるだろう。
 その人の連れているペットは小型犬だし、コロのような体格のものを警戒するのはわかる。当のマルチーズは怯えているというか、明らかに困惑した様子だったけども。
 不自然にならないことを意識しつつ、コロのリードを軽く牽いて自分の足下に寄せた。
「ええ。そうですね。最近飼い始めまして……大人しい奴ですから、喧嘩になることはないですよ」
 喧嘩されたら困るというか、確実にコロの方が怪我するので、出来れば近づけさせないでほしかった。
 相手の認識上、仕方ないとはいえ。
 幸い相手も一応見定めておきたかった以上の気持ちはなかったらしく、納得した様子で去っていった。
 それを見送ってから、俺はふうと息を吐く。
「わかっちゃいるけど……やっぱ緊張するな」
「わぅ?」
 俺の足下に寄り添うコロは、不思議そうに俺を見上げている。
 そんな様子に苦笑しつつも、俺は彼女の頭を撫でてあげた。
「大丈夫……あなたの発明品はちゃんと機能してるみたいですよ」
 両手両足には、怪我をしないように、肘と膝まで覆う特殊な肉球グローブを身に付けているとはいえ、そこ以外の身体を惜しげもなく晒す「おすわり」の姿勢でいる俺の可愛い彼女――天才発明家の伊好さん。

 自身の発明品によって、自分の精神を犬の「コロ」に変え、周囲の認識を歪めて自分を「犬」と認識させている彼女は――俺に頭を撫でられて、とても嬉しそうにアナルに刺した尻尾を振っていた。

つづく 

2018年、ご愛読ありがとうございました!

来年、2019年はより多くの執筆活動に尽力しますよ~^w^
各ジャンルで途中になってる作品は多いので……ひとつひとつがんばります!

それでは皆様、良いお年を!
また来年お会いしましょう!
[ 2018/12/31 23:38 ] 連絡 | TB(-) | CM(0)

10月に書きすすめようとしている作品たち(※あくまで備忘録です)

極夜天蓋で途中になっている作品はないです。
でも続きを書きたいものはあります。

・彼女がペットになった日の続編(ペットと化した彼女との、性的なものを含めたラブラブ生活を書きたい)
[ 2018/10/01 19:44 ] 連絡 | TB(-) | CM(0)

彼女がペットになった日

 犬が欲しい、とは確かに言った。
 昔からマンション暮らしだった俺は、犬というかペット全般を飼うということに憧れていて、一人暮らしをするのに一軒家を選んだ。
 とはいえ、日々の仕事に忙殺されている間はペットを飼う余裕なんてなく、結局無理して借りた一軒家の庭はがらんどうで寂しいままだった。
 だから、確かに「犬が欲しい」と方々で愚痴ってはいたけども。
「いや、これはないだろ……」
「わん?」
 俺の目の前には、裸の女性。
 いや、裸というと間違いか。
 その頭には犬耳が装着されており、太く赤い首輪がその細い首を彩っている。両手には犬の前足をイメージしたグローブが被せられており、細かい作業はできそうにない。足にも同じような形状の靴が履かされていて、まるで外に連れて行っても大丈夫だということを主張しているかのようだ。さらに、そのお尻のあたりからふさふさの尻尾が伸びている。
 それ以外は丸裸であり、品の良い膨らみの形をした胸や、整えてはいるのだろうが毛深くはなく、かといって不自然につるつるでもない恥毛に覆われたあそこも丸出しだ。
 白い肌が目に眩しい。普通に……というと失礼かもしれないが、美人なだけにその変態的な格好が際立つ。
 その『犬』はニコニコと笑顔で、まるで最愛のご主人様を出迎えたように、玄関の上がり口のところで行儀良く「おすわり」の体勢で待っていた。行儀良く、というのは犬基準であって、人間だと大股開きのその格好は行儀がいいとは言えなかったけど。
 尻尾には何らかのギミックがあるのか、ぶんぶんと左右に振っていた。犬が喜んでいるのと同じ動きで、深くながら可愛いと思ってしまった。
 俺は頭を片手で抑えながら、その『犬』に――いや、女性に話しかけた。
「なにやってんすか伊好さん」
 名前を呼ぶと、その犬の格好をした女性――伊好さんはふと真顔に戻った。
「……早稲くんはこういうのが好きだと言ってたじゃん?」
「言ったっすけどね。仕事から家に帰って、いきなりそんな格好で出迎えられたら誰だって戸惑いますよ」
 彼女は伊好港さん。
 一応男女の関係にある彼女であり、姉御肌な彼女に振り回されるようなおつきあいをしているわけだが、今回のケースは初めてで困惑の方が先に立った。
 一体いつからその格好で待っていたんだろうか。
 今日は定時で帰れず、急遽残業をしてきたのだけど。
「一応聞きますけど、人に見られたりしてないでしょうね。変な噂立ったら困りますよ」
「ああ、それは大丈夫だよ。ちゃんと周りには挨拶しておいたから」
「……は?」
「今日から犬を飼うことになったのでよろしくねって。そこの写真を見せてね」
 そう言って伊好さんが見せてくれたのは――まごうこと無く、いまと同じ格好をした伊好さんの写真だった。思わず噴き出す。
「いやいやいや!? 冗談ですよね!?」
「いやいやいや、冗談じゃないよ? 大丈夫、安心していいよ」
「何を安心しろと!?」
「この近所でいまの私の姿をちゃんと認識できているのは、君だけだからだよ」
 言いながら、伊好さんは自分の頭の上の犬耳と、首輪を示した。
「この犬耳と首輪はね、特殊な電波を発して、人の認識を歪めることができるんだ。だから、君以外の人はこの姿の私のことをただの大型犬として認識している。写真を見せても同じ。影響下にある人は写真を撮ろうという気もなくなるし、SNSなどに広められる心配もない。電波の影響を受けないくらい遠くからじゃはっきりとは見えないだろうし、不審に思って私に近付けばアウトだから問題は無いよ」
「……また無駄な方向に技術力を……」
 俺はがっくりと膝を突いた。この人は研究者だ。それもよくわからない方向に突っ切った。その彼女が言うのだから間違いはないのだろうけど。
「ついでに言うと、この犬耳と首輪は私の精神や身体の自由を奪う。一度スイッチが入ると、犬らしく四つん這いで動くことしかできないし、犬らしい考え方しかできなくなる。それでも感情は私のままだし、記憶はちゃんと引き継いでいるから安心してくれ。さっきみたいに君の前で嬉しげにしていたのも、私の本心というわけだ」
 なんだかとんでもないことをさらりと言ったぞこの人。
「いや、伊好さん……いくらなんでもやりすぎじゃ……!?」
「わんっ!」
 いきなり伊好さんが飛び付いてきた。それまでのクールな様子などどこに置いて来たのか、満面の笑みを浮かべている。
 思わず受け止めた俺は、尻餅をついてしまった。伊好さんはそんな俺に覆い被さるようにして、その赤い舌をだして俺の顔をぺろぺろと舐めてくる。
「うわっ、ちょっ、やめっ」
「ハッ、ハッ、ハッ」
 犬そのものの呼吸をしながら、俺の頬を舐め上げる伊好さん。
(もしかして、スイッチが入ったのか!)
 でも伊好さんの手は封じられていて細かい作業はできないはずだし、見ていた感じスイッチを入れた様子はなかった。
 となれば、『スイッチ』というのは比喩で、何らかの条件付けである可能性が高い。
(伊好さん自身は不審な動きをしていなかった……ということはその『スイッチ』は俺の行動というわけで……そうか!)
 俺は伊好さんの豹変した瞬間に言ったことを思い出す。
「伊好さん!」
 そう呼びかけると俺の顔を舐めていた伊好さんがぴたりと止まり、ゆっくりと離れる。
「……さすが。すぐにわかったみたいだね。スイッチがわからず、困り果てる早稲くんをもうちょっと見たかった気もするけど」
 俺の顔を全力で舐めに来ていた自分の行動が恥ずかしかったのだろう。伊好さんは頬を赤く染め、そっぽを向きながらそんな風に言う。
「わかりやすかったですからね……というか、最初に名前を呼ばなかったらどうするつもりだったんですか?」
 さすがの俺もいきなりあの様子で跳びかかって来られてたら狂ったのかと思って医者か何かを呼ぶところだ。
 そういう危険な行為だと言ったつもりだったのだけど、伊好さんはしれっとしていた。
「早稲くんなら最初に名前を呼ばないわけがない、とわかっていたからね。……そうそう、またスイッチを入れる前に言っておくよ」
 伊好さんは自分の身体を示す。
「さっきも言った通り、周りの認識は犬となっているけど、君との絡みは全てが自然なものとして受け入れられる。要は仮に青姦しているところを見られても、犬との戯れとして認識される。早稲くんが単体で性器を露出していると驚かれるから気をつけるようにね」
 さらっとそういう言葉を言えるところが、伊好さんらしい。
「名前が鍵になっているわけだから、犬の時の私は別の名前で呼んでね。細かい周期で変わってるとさすがに精神に負荷がかかって戻れなくなるかもしれないから、一時間は空けて欲しいかな」
「なんつー危険なことしてるんですか、い……ととっ」
 危ない危ない。名前を呼ぶところだった。
「可愛い名前を付けてくれると嬉しいな」
「はぁ……もうわかりましたよ……それで、今回は何日間ですか?」
「ずっと早稲くんに飼われるのも悪くないけど、とりあえず明日の夕方までかな」
「他に気をつけることは?」
「ないかな。あとはご主人様のお好きなように。でも、できれば優しく扱ってね。それじゃあ、私をよろしく――伊好港」
 そう伊好さんが呟くと、また無邪気な笑顔を浮かべて舐めて来ようとしたので、手を翳してそれを押しとどめる。
「待て」
 言うことを聞くかどうか微妙だったけど、伊好さんは案外素直に身体を引き、「おすわり」の姿勢に戻った。
「……はー。まったくもう。自分で言ってもスイッチは切り替わるのか……」
 どれくらいで問題があるのかわからない以上、下手に伊好さんと呼べなくなった。あれ、でも待てよ。
「……散歩に『いこう』?」
「わんっ!」
 めっちゃ嬉しそうに尻尾を振られた。
「あ、さすがにこれなら平気なのか……文脈で判断してるのかな……いこう、散歩に!」
「わんわんわんっ!」
 元に戻っている様子はない。きっちり文脈で理解してくれるということだろう。
 それならうっかりした文脈で元に戻ったりはしないということだ。
「これなら少しは安心できるかな……って、うわっとと」
 散歩に行こう、なんていったからか、テンションの上がった伊好さんが俺の周りをぐるぐる回っていた。
 なんというか、本当に犬を飼ったらこんな感じなのかな、と嬉しくなってしまう。
 正直、男としての悦びもあったけども。
「ごめん、散歩に行こうっていうのは嘘なんだ」
 いきなり外に飛び出す勇気は無い。伊好さんが大丈夫って言うからには大丈夫なんだろうけど。
「わうぅ!?」
 伊好さんは哀しげな鳴き声をあげ、犬耳がぺたりと倒れ、尻尾が力なく垂れ下がった。くそう、元気のない伊好さんも可愛いな。
「ごめんごめん。代わりにちゃんと家の中で遊んでやるから、さ」
 俺はそう言って伊好さんの脇腹に手を伸ばした。子供にするように、くすぐって笑わせようとしたのだ。
 だが、伊好さんが不意に動いたことで狙いが外れ、俺の手は伊好さんの胸を鷲づかみにしていた。
「あっ」
「ひゃぅん……っ」
 気持ちよさそうに伊好さんが身体を捩る。その声や動きは情感たっぷりで、一歩間違えば笑いにしかならない犬のコスプレをしている者が出していい色気ではなかった。
 据え膳食わぬは男の恥という。俺は彼女を抱き上げ、玄関の上がり口にあおむけに寝かせた。
 あおむけにひっくり返され、犬らしく手足を丸めた伊好さんだが、その開かれた両足の間のそこはすでに十分に濡れているようだった。
「まったく……もうこんなに濡らしてるなんて……犬は犬でも淫乱な雌犬だなぁ」
 そう言葉で煽ると、伊好さんのそこはますます濡れる。考え方や振る舞いは犬になっていても、感情はそのままだと言っていた。だから、恥ずかしいという感情も露わになっているし、人として感じるまま、そこは濡れるのだろう。
 俺は自慢の逸物をズボンから解放しつつ、伊好さんのそこに狙いを定めた。
「……おっと、その前に犬としての名前を決めておこうか。うーん」
 可愛い名前がいいとは言っていたから、あまりポチとかタロウは却下だな。
 考えつつ、濡れている伊好さんのそこに自分のペニスを擦りつける。挿入の準備のつもりだが、伊好さんはその熱いものが触れるだけで感じてしまうのか、ぴくぴくと身体を痙攣させていた。
 ドロドロと濡れ、俺のペニスにも十分それが塗されたと判断できた頃、ひとつの名前が思い浮かんだ。
「よし、お前の名前はコロだ。犬の時はコロ。わかったか?」
「わんっ!」
 本来なら自分より遥かに頭のいい伊好さんを、犬として扱い、コロと呼ぶ。
 可愛いペットを得て、これからの生活は随分楽しくなりそうだ。

 そんな風に思いながら俺は、伊好さんの――コロの膣にペニスを挿入するのだった。


~彼女が犬になった日 おわり~

学園の支配者たち 飼育委員「係の飼育活動」 おわり

 次の係は、ある意味一番大変な係かもしれない。
「準備は出来た?」
 三人がかりで装備の装着を手伝っていた委員たちが、委員長の問いかけに頷く。
「はい! 見てください」
 委員達に促されて委員長がその係を見る。その係とは『馬』係だ。
 ヒールの高いブーツに、腰を引き絞るコルセット、両手はアームサックによって後ろで固定され、背筋をぴんと張った姿勢を強制されている。顔にはごつい轡が噛ませられ、手綱が着けられるようになっていた。髪型はポニーテールに整えられ、お尻にはふさふさとした尻尾飾りのついたプラグが刺さっている。
 一般のSM愛好者にはポニーガールと言われる姿に、『馬』係はなっていた。
 もちろん、彼らの認識ではポニーガールではなく、『馬』の係であり、性的嗜好によるものではない。彼ら彼女らは至って真面目に『馬』係たろうとしていた。
 そんな様子を満足そうに眺めた委員長は、その『馬』係に命じる。
「それじゃあ、『馬』係さんは早速運動場の均し作業を始めてもらおうかしら」
 言われた『馬』係は、拘束具の関係上頷けなかったが、態度でその指示を受け入れ、早速運動場に出て行った。
 その腰を絞りあげているコルセットには、道具を接続するための金具が取り付けられており、そこにトンボという地面を均すための道具が接続された。
 『馬』係はひたすらそのトンボを牽いて、運動場を走り続けるのだ。トンボは木製で軽く作られているが、それでも牽いて歩くのは相当な労力を伴う。
 これが『馬』係がもっとも大変な係と言われる理由だった。大抵この『馬』係を務めた委員は、全身筋肉痛で翌日休むことになっている。
 休み時間ごとに水分補給などの休憩を挟むとはいえ、一日中トンボを牽いて野外を走るのだからそれも無理からぬことである。
 ただ、その分トレーニングとしての効果は抜群で、運動部に所属する飼育委員の中には、この『馬』係をするようになって、底なしの体力が身につき、結果としてレギュラーの座を勝ち取った者もいたりする。
 なんとも奇妙なことだが、委員会活動はそのように部活などに好影響を与えることもあるのだ。
 委員長はそんな係たちの様子を一通り見て、全ての係が無事仕事を始めたことを確認した。残った委員達に解散の指示を出す。
「皆ご苦労様! 休み時間や昼休みの世話も忘れないでね!」
 授業が始まる時間帯になっていたので、委員達は急いで教室へと向かう。
 委員長も校舎に向かうのだが、その手には『性欲処理係』となった遅刻女子の首輪に繋がるリードが握られていた。
「それじゃあ、いくわよ」
「ウー」
 時折零れる涎が、彼女自身の胸に落ち、その姿を煽情的なものにしていた。性欲を刺激するには十分かと思われたが、委員長はさらにその効果を高めるため、遅刻女子の膣内に埋め込まれたバイブを起動する。
「う、ウーッ!」
 身体を跳ねさせて、身を屈める遅刻女子。そんな彼女の様子を見つつ、委員長は容赦なくリードを引いて歩かせた。
「ほら、遅刻してしまうわ」
 相当な刺激になっているのか、遅刻女子は身を震わせながら、委員長の指示に従ってそのあとを歩く。どんどん性的興奮が高まっているのか、身体全体を紅潮させ、開口具によって不自由な呼吸を強いられながら歩く。
 その股間は大洪水といっても過言では亡いほどに濡れて、太股にまで透明な液体が垂れるほどになっていた。
 そんな様子を確認しつつ、飼育委員長は彼女を連れて一年生の教室に移動した。
 『性欲処理係』に特定の仕事場はない。強いていうならば学校全てが仕事場であり、彼女はこれから校舎内を自由に延々と徘徊することになる。
 そして、性欲が溜まっている学生を見つけては、その処理を行うのである。
 飼育委員長がリードを外して、『性欲処理係』を解放すると、さっそく元気の有り余った男子が寄ってきた。
「さっそく一発抜かせてもらうぜ!」
「ひいおー」
 跪いて高さを合わせた『性欲処理係』の許可など必要とせず、その男子は男性器を取り出すと、逞しく屹立したそれを口内へと突っ込んだ。
 若干乱暴な動作で前後のストロークを繰り返し、喉奥を刺激されて呻く彼女の奥めがけて精液を放った。それを飲み干す『性欲処理係』は、男子のペニスを丁寧に舐めて綺麗にし、処理が終わった。
 一連の行動にかかった時間はあまりに短く、まさに処理という言葉が適切な行動だ。
 実際、彼にはフェラチオをしてもらったという感覚はない。あくまで溜まっていた性欲を処理してもらったという感覚だ。それは彼女も同じで、奉仕するという感覚ではない。
 ただ、出す方はすっきりすることだし、出される方も遅刻女子のように無意識にそれを受け入れられる素養があれば、気持ちのいい行為であるという感覚だけが残る。
 ゆえに彼女は『性欲処理係』に向いているといえば向いているのだ。
 さっそく二人目のペニスを咥えた彼女を置いて、飼育委員長はその教室を出る。あとは勝手に『性欲処理係』がやるので、彼女の役割は一端終わったのだ。
「ちょっと急がないと遅刻しちゃうわね」
 彼女は委員長としての仕事を終えてひとりの学生に戻り、自分の教室へと走って向かった。校内では彼女たち飼育委員会が務める『係』の者たちが、それぞれの仕事を行っていた。
 飼育する側であり、飼育される側でもある委員会。

 それが、この学校の飼育委員会なのである。

おわり

学園の支配者たち 飼育委員「係の飼育活動」 4

 それぞれ特徴のある『係』に着く委員達は、委員長が遅刻女子を縛り上げている間にその姿をそれぞれの係に相応しいものに変えていた。
 『犬』の係に任命された女子生徒は、その四肢を折り畳んで拘束され、四つん這いでしか歩けない状態にされていた。さらに頭には付け耳、肛門には尻尾が生えたアナルプラグが刺さっている。
「苦しいところはない?」
 そう委員長が呼びかけたのに対し、犬係は「わんっ」と吠えて応える。
 口枷はしていなかったが、係についている間は人間の言葉を話すことを禁じられ、各係に相応しい鳴き声で話すように義務付けられていた。
 唯一『性欲処理係』だけは喋ってもいいことになっているが、大抵の場合口枷を常にしていることになるため、実質喋れないのと変わらない。
 次に委員長は『牛』の係の様子を見に回る。
 牛柄のマイクロビキニを着た彼女。首輪には大きなベルがついており、彼女が動くために綺麗な音を奏でる。その鼻には鼻輪が取り付けられていた。ただし、ピアスのように貫通しているのではなく、強い力で挟み込んで固定されていた。その鼻輪には糸が繋げられており、彼女を引き立てる委員がその糸を引くと、彼女は嫌でも動かなければならなくなる。
 口には横向きの棒のようなものが噛まされており、言葉を喋ることはできない。これは舌を噛まないようにするためのものでもあった。
 さらに肛門には犬のように尻尾飾りを取り付けるためのアナルバイブが挿入されているのだが、そのアナルバイブにはもう一つ機能があった。細い管が接続されており、液体を体内に流し込めるようになっているのだ。
 彼女の歳の割に大きな乳房には、お椀型の搾乳機が被されている。いまは動いていないが、動き出せば彼女の乳房を刺激し、母乳を搾り取るのだろう。
 『牛係』には二人が任命されており、もう一人は男子生徒であった。格好は女子とほぼ同じだが、搾乳機は胸ではなく、その股間の屹立したものに被せられていた。正確には搾精機である。
「ふたりとも、薬は飲んだ?」
 委員長の確認に対し、ふたりの『牛係』は揃って頷く。その頬は紅潮し、呼吸はかなり荒く速くなっている。
 ふたりが飲んだ薬とは、本来母乳を出すことのない女子生徒に母乳を出させる薬であり、男子生徒にとっては強力な精力剤になるものだった。
 薬の影響があって、ふたりは性的に興奮している。放っておけばいまにもオナニーを初めてしまいそうな雰囲気だ。
 そんなふたりは、畜舎の牛が飼われている一角に連れて行かれ、普通の牛と同じように一頭ずつ区切られたスペースの中に入る。そこで四つん這いになったふたりに、その体勢のまま固定する拘束具が用意され、手際よく委員たちが取り付けていく。
 勝手に自慰が出来ないように、また搾り取るための機械が動き出した時、その刺激で暴れないようにするために必要な処置だった。
 四つん這いの状態で拘束されたふたりの様子を見つつ、委員長がふたりに取り付けられた装置のスイッチを押す。
 するとさっそく機械は淡々とふたりから体液を搾り取り始めた。
「ウ、ヴー!!」
 凄まじい刺激なのだろう。拘束具をはね飛ばしかねない勢いで、ふたりの身体が暴れる。しかし拘束具は遺憾なくその性能を発揮し、ふたりの身体を四つん這いの状態から動かさなかった。
 ギシギシと軋む拘束の音を聴きつつ、搾乳機と搾精機の中に白い液体が溜まっていくのを委員長が確認し、問題なく作動していることを知って頷く。
「よし、大丈夫そうね。それじゃ、頑張ってね」
 機械は自動的に停止と稼働を繰り返し、放課後までに何度もふたりから体液を採取するようになっている。あとは休み時間ごとに異常が無いか確認するだけでいいのだ。
 ふたりの肛門に差し込まれたアナルプラグを通して、必要な水分や栄養分は供給される。その供給量はかなり多く、ふたりのお腹は膨らみ初めていたが、それくらいでなければ大量の母乳と精子は作れないのだ。
 なお、搾り取られた母乳と精子は別の委員が活用することになっているが、それはまた別の話である。
 委員長は「牛係」から離れ、次の係の様子を見に動いた。

つづく

学園の支配者たち 飼育委員「係の飼育活動」 3

 飼育委員長は腕を後ろで組んで立つ遅刻女子の腕を、重ねたまま荒縄で縛り上げる。
「んあっ、い、委員長痛いですぅ……」
 遅刻女子が縄の食い込む感覚に声をあげるが、明らかにそれは痛みに耐えかねて出た言葉ではなかった。委員長はため息を吐きつつ、容赦なく遅刻女子の腕に縄を巻きつけていく。
 委員長になるまで彼女はそういった技術を学んでいなかったが、委員長に就任してから前代委員長に教わって習得したのである。
 おかげでいまや飼育委員長の縄の腕前は、並の縄師に匹敵するものとなっており、どの程度の強さで縛り上げれば確実に自由を奪いつつ、身体に負担をかけずに済むか理解していた。
 その技を用いて、遅刻女子の腕を拘束し、縄を体の前にもかける。上下から乳房を挟み込み、さらに絞り出すようにV字に縄をかけていく。
 そして縄尻を体の前方から、股の間を通して背中側へと通す。背中の縄に連結する前に、遅刻女子の秘部と肛門に太いバイブが挿入された。
 何度も行っていることゆえか、遅刻女子のそこはあっさりと二つのバイブを呑みこんだ。すでに拡張が済んでいるのだ。
 股縄に当たる部分は結び目を作り、二つのバイブを抑え込むように引き絞られた。
「きゃぅん!」
 遅刻女子が悲鳴をあげるが、明らかに悦んでいる。彼女は性欲旺盛なので、その行為も気持ちよさが勝るのだ。普通の女子ならば相当な負担のかかる行為であるが、彼女にとっては罰にならないレベルの快感だった。
 バイブを入れるべきではないのかもしれないが、『性欲処理係』の正装として認知されているため、着けないわけにもいかないのだった。
「……ほら、口を開けて」
「はーい」
 呑気な遅刻女子が大きく口を開けて、口枷を咥え込む。その口枷はフェラを強制させるために口を開きっぱなしにするもので、彼女の赤い舌が開口具の隙間からちらちらと覗いていた。
 遅刻女子は上を向いて涎が垂れるのを阻止していたが、俯いた拍子に零れるのを止めることが出来ていなかった。
 どうせすぐに零し続けることになることを知っているのだが、それでもこぼさずに済むうちは零さないようにしようという意思が働くのである。
「首輪をつけるわよ」
 プレート付きの首輪を持って来て、それを遅刻女子の首に巻きつける。『性欲処理係』と書かれたそれに、委員長がリードを繋ぎ、そのリードを遅刻女子に持たせた。
「あとで連れて行ってあげるから、入口の傍で待っていなさい」
「ウー」
 口が塞がっているので、遅刻女子は唸り声で応え、畜舎の入り口へと移動する。
 それを見送った後、委員長は他の委員たちの様子を見て回ることにした。

つづく

学園の支配者たち 飼育委員「係の飼育活動」 2

 飼育委員会とは、飼育する委員会であり、飼育される委員会でもある。
 飼育されてみるとその視点から思わぬ改善点が見つかったりするもので、この試みは常に行われている。
 とはいえ、全ての飼育委員が全員飼育される側に回ってしまうと、学業に影響が出るし、飼育する側が足りなくなる。
 そのため、飼育委員会では「係」として持ち回りで飼育される側に回るのである。
「彼女以外の、今日の係の割り振りはプリントにまとめてあります。皆目を通して、それぞれの係に当たった人は頑張ってね」
 飼育委員長がそう言ってプリントを配る。本来「係」は挙手制であり、協議で決めることになっているのだが、今年の委員長は誰が考えても平等に係の配分を決めていた。
 そのため、委員から不平不満があがることはあまりない。
「よっしゃ俺今日何の係にも当たってねーや」
「うぇえ、『犬』じゃん……」
「私『牛』! やったぁ!」
「『馬』は初めてだなぁ」
 わいわいと委員達は騒ぎつつ、自分たちの係を把握していく。
 それをしばし眺めていた委員長は、キリのいいところで軽く手を叩いた。
「ほらほら、係に当たった人はそれぞれ準備を始めてね」
 そう委員長が促すと、『係』に当たった者たちは一斉に、恥ずかしげもなくその場で服を脱ぎ始める。
 家畜に服は必要ない、といわんばかりの自然さで、服を脱ぎ捨てていく『係』の者たちを、他の委員たちは自然に受け入れている。彼ら彼女らが脱いだ服を、あらかじめ用意されていた袋の中に収めてしまってしまう。
 三分の一ほどの委員たちが全裸になり、それ以外の委員達が全裸の委員を取り込んでいた。委員長の傍には、『性欲処理係』に任命された遅刻女子が立っている。無論、彼女も全裸だった。
「手早く準備しないと授業に遅れるから、急いでね」
 委員長の指示に従い、委員達が動き出す。それぞれの『係』の役割にあった衣装が用意されており、それを身につけなければならないのだ。
 委員長は伝統的に『性欲処理係』の世話をすることになっていた。
「さて……それじゃあ、始めるわよ。手を後ろに組みなさい」
「はーい」
 本来『性欲処理係』とは、素行の悪い者に対するペナルティ代わりの係だ。係の負担は大きく、大抵の者は一度それを経験すると二度とその係をやりたくないと考える。規則を守るようになるわけだ。
 しかし、遅刻女子は明らかに楽しそうな様子で従順に動いている。遅刻癖が治らないことといい、ペナルティがペナルティとして機能していないのは明らかだった。
 これは彼女が特別特殊なわけではなく、そういう者もいるのだ。
 幸い今年の飼育委員会には彼女の他に問題行動の目立つ委員はいない。そのため彼女に『性欲処理係』をさせることに問題はないのだが、彼女に対するペナルティとして機能しないのは問題であった。
(こんなことを相談するのはどうかと思うけど……次の総会で相談してみようかしら)
 他の委員長たちに対し、少し恥ずかしい話ではあるのだが、困った時は報告と相談を持ちかけるのが委員会の鉄則である。
 その鉄則に従い、このことを議題として提起することに決めつつ、飼育委員長は荒縄を手に取った。

つづく
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